春鹿酒蔵まつり2020オンライン

春鹿酒蔵まつり2020オンラインに参加しました
春鹿酒蔵まつりは、奈良にある清酒春鹿の製造元、今西清兵衛商店さんが、例年は酒蔵の中で開いているイベントです。今年は新型コロナ対策のため、10月4日の日曜日にオンラインイベントとして開催されました。

いつもの酒蔵まつりは、下記の様に酒蔵内で飲食ができたり、限定酒の販売があったりする約3000人の人が酒蔵を訪れるイベントです。

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 今年は、事前に酒蔵まつりの限定酒「氣望」が4種類販売され、それぞれの裏ラベルにQRコードがあり、そのリンクから参加申し込みを行うという方式でした。
イベントは2部構成で第1部は13時から、第2部は16時からそれぞれ1時間強、YouTubeライブ配信されました。参加者はチャットで随時質問や感想を述べ、出演者がそれに応えながら進行するという方式です。

今西清兵衛商店さんは、昨年、杜氏が交替しました。前古川杜氏さんは1991年から2019年まで28年間杜氏を務め、2019年に佐藤杜氏さんが就任しました。
その様なタイミングだったので、限定酒には、新旧杜氏の共演セットというこの時期にしか実現できないお酒も用意されました。

「氣望」ブラウン(南部杜氏 古川武志 作)
500日氷温貯蔵 純米吟醸原酒 雄町100%使用 55%精米
「氣望」グリーン(南部杜氏 佐藤秀明 作)
300日氷温貯蔵 純米吟醸生酒 五百万石100%使用 60%精米
のセットで、僕はこちらを購入しました。

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第1部は、今西清兵衛商店さんの今西社長さんと佐藤杜氏さん、タレントの吉川亜樹さんの出演でした。吉川さんは、数々の日本酒資格を持つなど、日本酒の造詣が深い方です。
配信は、リモート乾杯から始まり、「氣望」ブラウン・グリーンを中心としたお酒の説明、佐藤杜氏さんによる仕込み中の蔵の案内等が行われました。

ブラウン・グリーンともかなりフルーツ香味が強いお酒で、ブラウンはマスカット系、グリーンは青りんご系の香味ですが、飲み比べることで、より二つのお酒のおいしさを感じました。

第2部は、今西社長さん、吉川亜樹さん、妖怪書家で奈良市観光大使でもある逢香さんの出演で、逢香さんと作品の紹介、揮毫の様子などを中心に進行しました。
逢香さんは、今年の5月に今西清兵衛商店さんが限定で発売した、「春鹿 純米吟醸 AMABIEラベル」のアマビエ、今回の酒蔵まつり限定酒のラベル「氣望」を書かれた方です。

アマビエは写真左のラベルです。

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今西清兵衛商店さんでは、従来から逢香さんのことを知っていたわけではなく、「アマビエ」をラベルにしたお酒を企画した際、奈良で妖怪画を描いている人をネットで検索して、ぴったりの逢香さんを知ったとのことでした。

今年の酒蔵まつりは、酒蔵内で楽しむことはできませんでしたが、今西社長さんと佐藤杜氏さんの話をじっくりと聞くことができた楽しいイベントでした。

酒蔵まつり2020限定酒の売上の一部は、感染症・免疫疾患等の研究・診療を推進している国立研究開発法人 国立国際医療研究センターへ寄付されるそうです。

実イベントが開催できない際には、是非またオンラインでイベントを開催してほしいと思います。

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